能登半島地震活動報告(2024年1月後半)

能登半島地震の復興にご支援いただきありがとうございます!

発災から1か月が経ちました。輪島の街並みは発災直後と何も変わりません。瓦礫の撤去が進んでいないのです。瓦礫の集積所や応急仮設住宅の設置場所、工事関係者の宿泊所など、復興に必要な土地がなかなか確保できないのです。それも半島という場所の難しさです。停電はだいぶ解消されました。まだ断水は続いています。私達が運営していた輪島朝市横丁も全焼したまま何も行えない状態です。がれき撤去が始まり、断水が解消されたら、復興食堂として、小さな店舗から始めていきます。

【紡ぎ組の発災から1か月の活動】

◆二次避難所でのコミュニティ形成。

 二次避難所とは、石川県南部や近隣県などに一時的に避難する場所のことです。石川県南部の粟津温泉や山代温泉、加賀温泉、山中温泉、片山津温泉などには被災者が多く移動し滞在しています。避難先の希望は受け付けていない為、自分がどこに連れていかれるのかわからず、知らない人ばかりの中に置かれます。そこで何か月も過ごすことになります。部屋の中で何日も過ごし、孤立してしまうと気持ちもふさぎ込み、活きる力も失っていきます。そこで必要になってくるのは、コミュニティを作る事です。みんなで集まり語り合える場を作る事です。集会所を被災者に開放するための活動をしています。

◆粟津町会館で寒ブリを食べる会を開催

 粟津温泉に避難している被災者と粟津の町の人が合同で、「寒ブリを食べる会」を開催。寒ブリは金沢港から宇出津(能登町)のブリを仕入れました。珠洲の正院で鮮魚店を経営していた避難者がブリを捌き、参加者全員にふるまいました。

◆輪島(曽々木地区や門前地区)、珠洲(大谷地区)での炊き出し支援

 株式会社雨風太陽さんと連携し、特に炊き出しが入りにくい場所での炊き出し支援を行いました。大変喜ばれました。

【今後の活動方針】

だんだん将来のことを考えてきています。能登に戻っても家もない、お店もない、戻りたいけど戻れない人が殆どです。二次避難所の町で生活を再建できないか、町の人の協力を得ながらサポートしていきます。

東日本大震災で復興活動をしている先人の知恵を拝借しながら被災者によりそった支援を続けてまいります。

復興には大変長い時間がかかります。長期的な支援を心よりお願いいたします。

お友達やお知り合いの方にも広げていただけると大変たすかります。

【寄付はこちら】100円から寄付できます。

(銀行振込)ゆうちょ銀行 三一八店

 普通 1024277 トクヒ)ツムギグミ

(クレジットカード)https://square.link/u/wpeWISAS

NPO法人紡ぎ組(輪島市深見町60-61) 

理事長 佐藤克己

 

北國新聞の記事  みんなで語り合える場が大事

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